スカンジナビアン・ウォーキングの基本:ポールの選び方と歩き方
執筆: Solar Bison 編集部 —
ポールの使い方と、無理なく続けるためのコツ
スカンジナビアン・ウォーキングは、専用のポールを持って歩く運動です。腕や肩も使うため、ふつうに歩くより全身を動かしやすいといわれ、日本でも楽しむ人が増えています。始める前に知っておきたいポールの選び方とフォームの基本を、編集部がまとめました。
ご注意:この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療、個別の運動指導ではありません。膝や腰などに痛みがある方、治療中の方、持病のある方は、始める前に医師や理学療法士にご相談ください。
ポールを使うと、体の負担のかかり方はどう変わるか
歩くとき、体重は主に脚や腰で受け止めています。ポールを持つと、その負担の一部を腕や肩でも支えることになるため、脚だけに頼らない歩き方になります。どの程度ラクになるかは、体格や歩く速さ、道の状態によって違い、数字で言い切れるものではありません。
また、ポールが体を支える点が増えるぶん、歩いているときの安定感が増したと感じる方もいます。特に下り坂や足元の悪い道では、バランスを取る助けになります。ただし、ポールを使えば転ばないというわけではありませんので、足元には十分ご注意ください。
ポールの長さの選び方
ポールの長さは「身長×0.68」がよく使われる目安です。身長155cmの方なら約105cm、165cmの方なら約112cmです。購入前に実際に持ってみることが理想ですが、通販で購入する場合はこの計算式を参考にしてください。
長さが合っていないと、肩や手首に余計な負担がかかります。グリップを握ったとき、肘が約90度に曲がる長さが適切です。
- 身長155cm → 約105cm
- 身長160cm → 約109cm
- 身長165cm → 約112cm
- 身長170cm → 約116cm
正しいフォームの三つのポイント
一つ目は、ポールを「前に突く」のではなく「後ろに押し出す」ことです。ポールは体の横から後方へ流すように使います。前に突くと、体が前のめりになりやすく、腰に力が入りやすくなります。
二つ目は、歩幅を広げすぎないことです。普通の歩行より少し大きめの歩幅が理想ですが、無理に広げると膝に負担がかかりやすくなります。
三つ目は、視線を前に向けることです。足元を見ながら歩くと首が前に出て、首や肩に力が入りやすくなります。10〜15メートル先を見るように意識してください。
歩く場所と季節の選び方
近所の公園の遊歩道や河川敷など、舗装されていて平らな道から始めると、ポールの先端が引っかかりにくく安心です。日陰が多く、人通りの少ない時間帯を選ぶと、フォームも確かめやすくなります。
夏場は暑さで体調を崩しやすいため、涼しい早朝や夕方に行い、こまめに水分をとってください。
フォームと道具が合っていれば、スカンジナビアン・ウォーキングは長く続けられる運動です。まずは近所の公園で、ポールなしで歩き方だけ練習してみるところから始めてもいいかもしれません。